6日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米ジョージア州の上院議員選(決選投票)で共和党候補が逃げ切れば、上下両院での民主党が多数派となる「ブルーウェーブ」を回避。それを受け、ドルは株価や長期金利に連動しそうだ。



欧州での新型コロナウイルスまん延が警戒されるなか、ドイツは全土でのロックダウン(都市封鎖)期間を延長する方針を示した。それを受け、前日の取引でユーロ・ドルはいったん値を下げたが、米株高や原油高を手がかりに再び値を戻した。ただ、本日アジア市場でユーロ・ドルは仕掛け的な買いが強まったが、前日同様に1.23ドル台の定着に失敗し引き続き上値の重さが意識される。一方、ジョージア州上院選の開票作業が進むなか、共和党候補が民主党候補を逆転し米長期金利の上昇でドル買いに振れた。



この後の海外市場でも、ジョージア州の上院選を受けた米政治情勢が注目される。共和党候補が逃げ切れば「ブルーウェーブ」の回避で増税への思惑が後退し、株高・ドル安が見込まれる。半面、リスク資産買いで米長期金利の上昇継続により、ドルは下げづらいだろう。他方、リスクオンのムードで欧州通貨買いが再燃した場合、ドルへの下押し圧力となりそうだ。ただ、欧米株高なら、リスク選好的な円売りがドルなど主要通貨をサポート。もっとも、日本のコロナ感染拡大で円買いは根強く、ドルの上昇を抑制しよう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・12月サービス業PMI改定値(予想:47.7、速報値:47.7)

・18:00 ユーロ圏・12月サービス業PMI改定値(予想:47.3、速報値:47.3)

・18:30 英・12月サービス業PMI改定値(予想:49.9、速報値:49.9)

・19:00 ユーロ圏・11月生産者物価指数(前年比予想:-2.0%、10月:-2.0%)

・22:00 独・12月消費者物価指数速報値(前年比予想:-0.2%、11月:-0.3%)

・22:15 米・12月ADP雇用統計(予想:+5.0万人、11月:+30.7万人)

・23:45 米・12月サービス業PMI改定値(予想:55.2、速報値:55.3)

・24:00 米・11月製造業受注(前月比予想:+0.7%、10月:+1.0%)

・24:00 米・11月耐久財受注改定値(前月比予想:+0.9%、速報値:+0.9%)

・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月15-16日会合分)