20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:薄商いのなかで日経225型主導の上昇となる可能性

■ウィルズ、20/12個別業績上方修正 営業利益4.05億円←3.51億円

■前場の注目材料:トヨタ紡織、高出力車載電池を年産1000個、来年度







■薄商いのなかで日経225型主導の上昇となる可能性



20日の日本株市場は底堅い相場展開が見込まれる。祝日明け19日の米国市場はNYダウが116ドル高と反発。次期財務長官に指名されたイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長は上院指名承認公聴会において、大規模な追加経済対策の必要性を訴えたほか、増税の実施をパンデミック終息後まで先送りする計画を明らかにしたことで安心感が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の28715円。円相場は1ドル103円80銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうである。大統領の就任式を控えていることもあり、暴動などが起きずに無事に通過するまでは積極的には手掛けづらいところでもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすい面はありそうだ。一方でナスダックが強い値動きをみせているほか、セクターでは半導体・同製造装置が上げをけん引している流れもあり、指数インパクトの大きい値がさ株に資金が集中しやすいだろう。そのため薄商いのなかで昨日のように指数インパクトの大きい銘柄に資金が集中する形での日経225型主導の上昇となる可能性がありそうだ。



物色の流れとしては米国市場の流れを引き継ぐ格好からハイテク株への資金流入が意識されやすいほか、バイデン政権に対する期待感から脱炭素を中核とした再生エネルギー関連への物色が意識されやすいところである。その他、マザーズ指数は小幅に下落となり、引き続き75日線レベルでの攻防となった。ただし、下ヒゲを残す形で75日線はキープしており、ナスダックの上昇が支援材料となるようだと、大統領の就任式の通過を待たずにトレンドが強まる可能性がありそうだ。



また、商いが膨らみづらいなかで大統領就任式のイベントを前に利益確定の流れが出てくる可能性もあるだろう。そのためグローベックスの米株先物の動き等にも注視する必要がある。ただし、日経平均の28000円処での底堅さが確認されているなかで押し目買い意欲は強いと考えられ、弱含む場面においては押し目狙いの好機として意識されやすいところである。





■ウィルズ、20/12個別業績上方修正 営業利益4.05億円←3.51億円



ウィルズ<4482>は2020年12月期個別業績予想の修正を発表。主として「プレミアム優待倶楽部」の株主優待ポイント売上高、IR-naviの継続的な利用料にかかる売上高、ESGソリューションにかかる売上高が順調に推移し、期初計画を上回る着地となる見込み。売上高は従来の20.03億円から21.96億円、営業利益は3.51億円から4.05億円に上方修正している。



■前場の注目材料



・日経平均は上昇(28633.46、+391.25)

・NYダウは上昇(30930.52、+116.26)

・ナスダック総合指数は上昇(13197.18、+198.68)

・シカゴ日経225先物は上昇(28715、大阪比+45)

・SOX指数は上昇(3093.32、+100.55)

・VIX指数は低下(23.24、-1.10)

・原油先物は上昇(52.98、+0.62)

・米長期金利は低下

・日銀のETF購入

・海外コロナ向けワクチン接種の進展

・世界的金融緩和の長期化





・トヨタ紡織<3116>高出力車載電池を年産1000個、来年度

・日本製鉄<5401>鹿島高炉を再稼働、薄板需要持ち直し

・ファーストリテ<9983>「ユニクロペイ」開始、自社アプリに導入

・三井不<8801>東京ドーム買収、TOB成立

・三菱商事<8058>培養肉で連携推進、海外スタートアップと

・トヨタ<7203>日系6社の米新車販売、昨年17%減、回復傾向も補えず

・豊田合成<7282>VBに出資、MaaS向けサービス開発

・FDK<6955>リチウム電池3割増強、鳥取に新ライン

・東レ<3402>機能繊維素材「ヒトエ」事業拡充、熱中症対策でクラボウと連携

・三菱ガス<4182>トリニダード・トバゴでメタノール工場稼働、総額1040億円投資

・ニッケ<3201>新中計、23年度売上高1270億円超へ





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・日銀金融政策決定会合(21日まで)



<海外>

・10:30 中・1年物ローンプライムレート(3.85%に据え置き予想)