2月10日のNY為替概況
米1月消費者物価コア指数が前年比で予想以上に鈍化し6月来で最小の伸びとなり、インフレ警戒感が後退。さらに、パウエルFRB議長も大幅なインフレの上昇を予想せず、当面引き締めを行わない方針を確認したため利回り低下に伴いドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2115ドルから1.2140ドルまで上昇して引けた。
ドル売りが強まり上昇したのち、ラガルド総裁がECBがインフレを警戒するには程遠いとの考えを示し当面金融緩和を継続するとの見方にユーロの上値が抑制された。
ユーロ・円は127円06銭から126円88銭まで下落。
ポンド・ドルは1.3821ドルから1.3866ドルまで上昇。
ドル・スイスは0.8918フランから0.8890フランまで下落した。
[経済指標]
・米・1月消費者物価指数(CPI):前年比+1.4%(予想:+1.5%、12月:+1.4%)
・米・1月消費者物価コア指数:前年比+1.4%(予想:+1.5%、12月:+1.6%)
・米・1月消費者物価指数:前月比+0.3%(予想:+0.3%、12月:+0.2%←+0.4%)
・米・1月消費者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.2%、12月:0.0%←+0.1
%)
・米・12月卸売在庫改定値:前月比+0.3%(予想:+0.1%、速報値:+0.1%)
・米・12月卸売売上高:前月比+1.2%(11月+0.3%←+0.2%)
・米・1月財政収支:—1628億ドル(予想:-1575億ドル、20年1月:-325.95億ドル)