26日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米長期金利の急上昇やその後の失速を受け、不安定な株価を警戒した円買いに振れやすい。ただ、週末・月末を控え安全通貨が選好されれば、ドルは下げづらいだろう。



前日の取引で米7年債入札の不調をきっかけに、米10年債利回りが一時1.60%台に急浮上。それを受けたドル買いが強まるとユーロ・ドルは1.2160ドル台に下落し、ドル・円は106円40銭付近に上昇した。株式市場では長期金利の上昇が嫌気され、米国株の反落で本日アジア市場は日経平均株価が大きく下げ、リスク回避的な円買いもみられる。米長期金利の上昇は一服しややドル売りに振れたが、金利は高水準を維持しておりドルの下げは限定的となっているようだ。



この後の海外市場も引き続き金利や株価の動向が注視される。世界的に長期金利が上昇するなか、今週末に開催される20カ国財務相・中銀総裁会議での協調姿勢が市場の安定につながると期待される。一方、米バイデン政権による大規模な追加経済対策は3月中旬にも成立が見込まれるものの、共和党は財政赤字拡大を問題視し、審議が不透明になれば株買いは後退しよう。株式市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、週末・月末を控え調整が予想されるためドル買いは根強いだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 スイス・10-12月期GDP(前年比予想:-2.0%、7-9月期:-1.6%)

・21:00 南ア・1月貿易収支(予想:+210億ランド、12月:+320億ランド)

・22:30 米・1月個人所得(前月比予想:+9.5%、12月:+0.6%)

・22:30 米・1月個人消費支出(前月比予想:+2.5%、12月:-0.2%)

・22:30 米・1月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.4%、12月:+1.5%)

・22:30 米・1月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.4%、12月:+0.3%)

・23:45 米・2月シカゴ購買部協会景気指数(予想:61.0、1月:63.8)

・24:00 米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:76.5、速報値:76.2)

・G20財務相・中銀総裁会議(27日まで)