1日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。前日までの円売りを調整する動きで、ドルはやや値を下げやすい見通し。ただ、米経済指標が堅調な内容となれば、早期正常化期待で金利高・株高に振れ、ドルは売りづらい展開となりそうだ。



前日は月末・期末の不規則な動きとなり、最近のドル買いが巻き戻された。ユーロ・ドルは1.17ドル付近からの買戻しで小幅に持ち直し、ドル・円は110円後半の売りに押され失速している。米バイデン政権による大型インフラ投資への期待感で、本日アジア市場はリスク回避のムードは後退。ただ、日経平均株価や上海総合指数などアジアの主要指数は堅調地合いとなったが、前日みられた円売りを調整する動きがドルやユーロなど主要通貨を押し下げる場面もあった。



この後の海外市場ではバイデン政権の政策を消化するとともに、米経済指標が材料視される。大型インフラ投資に関しては国債増発に思惑が広がるなか、長期金利は引き続き高水準で推移しドルは売りづらい見通し。一方、本日発表の新規失業保険申請件数は減少すれば、明日の雇用統計の改善に期待が高まる。また、ISM製造業景況指数は高水準が予想され、早期の回復を見込んだ金利高・株高に振れやすい。ドル・円は円売りが弱まるものの、110円を目指す展開に変わりはないだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・3月製造業PMI改定値(予想:62.4、速報値:62.4)

・17:30 英・3月製造業PMI改定値(予想:57.9、速報値:57.9)

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:67.5万件、前回:68.4万件)

・22:45 米・3月製造業PMI改定値(予想:59.2、速報値:59.0)

・23:00 米・3月ISM製造業景況指数(予想:61.5、2月:60.8)

・23:00 米・2月建設支出(前月比予想:-1.0%、1月:+1.7%)

・02:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁オンライン討論会参加(フィンテック関連)