5日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。短期的なリスクの後退で、安全通貨のドルは下押しされる見通し。ただ、堅調な米経済指標を受け早期正常化を期待した金利高が続き、ドルは買いが入りやすい展開となりそうだ。



2日に発表された米雇用統計は失業率が予想通り6.0%と前回の6.2%から低下したほか、非農業部門雇用者数は前月比+91.6万人と上方修正後の前回+46.8万人を大きく上回った。この日は欧米主要市場の休場で薄商いのなか、米国の雇用情勢の改善を背景に米10年債利回りが一時1.72%台に浮上しドル買い優勢の展開に。ユーロ・ドルは1.17ドル台半ばに反落し、ドル・円は110円後半に再浮上した。週明けアジア市場は重要イベント通過で、リスク選好地合いとなった。



この後の海外市場は、引き続き米経済指標が注目される。短期的なリスクの後退で、株高に振れればドルはリスクオンの売りに下押しされそうだ。ただ、今晩発表の米ISM非製造業景況指数は58.5と、前回の55.3から大きく改善する見通し。足元の強いISM製造業や雇用統計などと合わせ米国経済の早期正常化が進むとの見方から、米10年債利回りが上昇すればドルを押し上げる展開となろう。今晩も欧米主要市場の休場で動きづらいものの、ドル買い・円売りの地合いは続くとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・22:45 米・3月サービス業PMI改定値(予想:60.2、速報値:60.0)

・23:00 米・3月ISM非製造業景況指数(予想:58.5、2月:55.3)

・23:00 米・2月製造業受注(前月比予想:-0.5%、1月:+2.6%)

・23:00 米・2月耐久財受注改定値(前月比予想:-1.1%、速報値:-1.1%)

・休場(復活祭月曜日):豪、NZ、香港、独、仏、スイス、英、カナダなど