13日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。欧州通貨買いの後退で、ドルは小幅に押し上げられる見通し。ただ、好調な米国債入札や連銀総裁による慎重姿勢を手がかりに長期金利の上昇が抑制され、ドル買いは縮小しそうだ。



足元は具体的な材料が乏しいなか、長期金利にらみの展開が続く。前日の取引で米10年債利回りの持ち直しを受け、ドル・円は109円前半から半ばで底堅く推移。ユーロ・ドルは1.19ドル台では下押し圧力がかかり、ドル・円を下支えした。本日アジア市場も、おおむねその流れが受け継がれている。米10年債利回りは1.70%を目指して小幅に上昇し、ドル買いを誘発。ユーロ・ドルは一段安となり、ドル・円は109円後半で小じっかりの値動きとなった。



この後の海外市場では、経済指標や要人発言を受けた長期金利が手がかりとなる。今晩発表の米消費者物価指数(CPI)で成長持続が示されれば、金利高期待でドル買いは継続する見通し。一方、その後の30年債入札が好調なら長期金利の一段の上昇は抑制され、ドル買いは縮小しそうだ。また、フィラデルフィアやリッチモンドの連銀総裁が経済見通しをテーマにオンライン討論会に参加する予定。回復に慎重な発言で緩和継続に思惑が広がれば、ドル買いを弱めよう。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 独・4月ZEW景気期待指数(予想:79.0、3月:76.6)

・21:30 米・3月消費者物価指数(前年比予想:+2.5%、2月:+1.7%)

・02:00 米財務省・30年債入札

・01:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁オンライン討論会参加(経済見通し)

・01:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演

・米サンフランシスコ、カンザスシティー、クリーブランド、アトランタ、ボストン各連銀総裁が人種差別関連イベントに参加