19日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。ユーロ・ドルの上値の重さを嫌気した売りで、ドルは下値の堅い値動きとなる見通し。ただ、米中関が台湾問題などで悪化する可能性から、リスク回避の円買いがドルを下押ししそうだ。



前週末の取引は、米10年債利回りが一時1.55%付近まで低下した場面でドル売りが優勢となり、ユーロ・ドルは1.1990ドル台に、ユーロ・円は130円半ばにそれぞれ浮上。ドル・円は108円後半でやや失速したが、クロス円にサポートされた。ただ、週末の日米首脳会談での共同声明で米中関係の悪化に懸念が強まり、週明けアジア市場はややリスク回避的な円買いによりクロス円は売り先行。ドル・円は108円半ばに値を下げたが、アジア株高を受け円買いは抑制された。



この後の海外市場は材料が乏しいなか、欧州通貨や金利、株価が手がかりに。ユーロ・ドルは1.20ドル台回復に失敗し、上値の重さを嫌気したユーロ売りに振れやすい。ユーロはポンドに対しても売りが観測される。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和政策の長期化観測で金利安が続き、ドルは買いづらい。一方、米中関係の悪化も材料視され、地政学リスクを意識したドル買いが先行する可能性があろう。半面、リスク回避の円買いにより、ドル・円の上昇は小幅にとどまろう。



【今日の欧米市場の予定】

・特になし