日立造<7004>:817円(-7円)

もみ合い。先週末に業績予想の修正を発表している。営業利益は従来の135億円から150億円に、経常利益は75億円から115億円にまで増額。固定費削減やコストダウンが進捗したほか、子会社の債務超過解消で貸倒引当金戻入益を営業外に計上している。一方、減損の発生で最終利益は45億円から40億円に下方修正。営業利益の上振れ自体は想定線でもあり、ポジティブな反応は限定的にとどまっている。





ANA<9202>:2495円(+125.5円)

大幅続伸。先週末に業績予想の修正を発表している。通期営業損益は従来予想の5050億円の赤字から4650億円の赤字に修正、運航規模の抑制による変動費の削減や機材費・販売費をはじめとしたコスト削減の徹底などが奏効したもよう。赤字幅は市場想定よりも縮小する形になっており、安心感が強まる状況となっている。首都圏での緊急事態宣言再発出もあらためての悪材料にはつながっていないようだ。





キヤノンMJ<8060>:2614円(+87円)

大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は106億円で前年同期比36.2%増益となり、市場想定を上回る着地になった。通期予想は従来の325億円から340億円、前期比8.6%増に上方修正。在宅勤務需要などでインクジェットプリンターが引き続き好調に推移のほか、ITソリューションも計画を上回っているもよう。また、長期経営構想を発表、25年12月期営業利益は500億円を目指すとしている。





ザッパラス<3770>:560円(+80円)

ストップ高。先週末に21年4月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の1.6億円から3.4億円まで2倍以上の水準に上方修正している。積極的な広告宣伝費の投下などが奏効し、占いサービスの売上が下半期も堅調な推移となっているようだ。第3四半期までで通期計画を超過しており、上振れ自体は想定線とみられるが、修正率の大きさがインパクトにつながっている。





東製鉄<5423>:1053円(+145円)

大幅反発。先週末に21年3月期の決算を発表、営業利益は40億円で前期比77.0%減益となり、従来予想の30億円を上回る着地になった。スプレッドの回復などが上振れの背景に。22年3月期は120億円で同3.0倍の計画、販売数量増加に加えて値上げ効果なども織り込んでいるもよう。市場予想の70億円程度を大きく上回る水準。また、発行済み株式数の1.8%に当たる215万株を上限とする自社株買いも発表、ポジティブに捉えられている。





ヤマウHD<5284>:625円(+95円)

年初来高値。21年3月期の営業利益を従来予想の13.00億円から18.60億円(前期実績11.42億円)に上方修正している。水門・堰製造、施工事業や高架道路用伸縮装置製造販売、設置事業の分野で好採算製品の出荷・施工が想定を上回った。グループ全体で取り組んでいるコスト削減や生産性向上なども奏功し、利益を押し上げる見通し。





太洋工業<6663>:574円(+44円)

ストップ高を付け、年初来高値を更新している。21年12月期第1四半期(20年12月-21年3月)の営業損益を0.42億円の黒字(前年同期実績は0.36億円の赤字)と発表している。主力の電子基板事業で試作案件の受注が増加したほか、生産効率向上で売上総利益率が上昇した。第2四半期累計予想は0.34億円の赤字、通期予想は0.59億円の黒字で据え置いた。通期予想に対する進捗率は71.2%。





SE H&I<9478>:226円(+24円)

大幅に反発。21年3月期の営業利益を従来予想の7.10億円から9.24億円(前期実績4.50億円)に上方修正している。書籍販売やWebメディア、イベント各事業が好調だったほか、コロナ禍で滞っていた受注納品が増加したため。オンラインビジネスの推進や業務環境のオンライン化、リモートワーク促進なども利益を押し上げる要因となる見通し。