6日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。英国関連の手がかりが相次ぎ、ポンド買い優勢ならドルに下押し圧力がかかりやすい。ただ、明日発表される米雇用統計を見極めようと、ドル売りは縮小する可能性もあろう。



前日発表されたADP雇用統計やISM非製造業景況指数は底堅い内容となったが、予想を下回ったことを嫌気したドル売りに振れ、ドル・円は109円10銭台に下落。ユーロ・ドルはユーロ・ポンドに下押しされながらも、1.20ドル付近で下げ渋った。本日アジア市場は豪中関係の悪化を懸念した豪ドル売りが強まり、ドル・円は軟化。ただ、大型連休明けの東京株式市場で日経平均株価が強含み、リスク選好的な円売りが主要通貨を支えた。



この後の海外市場では、ポンド中心の値動きとなりそうだ。本日は英中銀金融政策委員会(MPC)で現行の政策が維持される公算だが、緩和策縮小への思惑からポンド買いが入りやすい。また、スコットランド議会選で独立の機運が低下すれば、ポンド買いを支援しよう。その際には欧州通貨買いに振れ、ドルの下押し要因に。ただ、明日の米雇用統計は堅調な内容が観測されており、長期金利の低下が抑えられればドルの下げは小幅にとどまるとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告

・17:30 英・4月サービス業PMI改定値(予想:60.1、速報値:60.1)

・18:00 ユーロ圏・3月小売売上高(前月比予想:+1.5%、2月:+3.0%)

・20:00 英中銀が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:54.0万件、前回:55.3万件)

・21:30 米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値(前期比年率予想:+4.2%、10-12月期:-4.2%)

・23:00 カプラン米ダラス連銀総裁質疑応答

・02:00 メスター米クリーブランド連銀総裁オンライン討論会参加