26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金利安に伴うドル売りでクロス円が上昇基調に振れ、ドルをけん引する見通し。ただ、109円台では売りが強まるとみられ、引き続き上値の重さが意識されそうだ。



ドル・円の底堅い半面上値の重い値動きが続いている。前日は堅調なドイツIFO企業景況感指数を受け域内経済の回復期待が高まるなか、米10年債利回りの低下によりユーロ高・ドル安の地合いとなった。ユーロ・ドルは1.2260ドル台に浮上し、ドル・円は109円付近から30銭程度値を下げている。本日アジア市場では、NZ準備銀行が現行の緩和政策を維持したものの、今後の方針転換への思惑からNZドル・ドルが強含み、ドル売り基調は鮮明になった。



この後の海外市場でもドル売りが続く見通し。また、日本の緊急事態宣言の延長により、先行きの減速を懸念した円売りが観測される。そのためドル・円は動きづらく、クロス円主導の展開に。アジアや欧米株高、堅調な商品相場も円売りの要因となりやすい。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者からは回復に向けやや楽観的な発言が聞かれるものの、資産買入れの段階的縮小(テーパリング)は遠のき金利高を抑制。月末に向けたフローも見込まれ、ドルは上値が重そうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・23:00 クオールズ米FRB副議長オンライン講演(保険規制関連)

・02:00 米財務省・5年債入札

・04:00 クオールズ米FRB副議長オンライン討論会参加(経済見通し)