27日のドル・円は、東京市場では109円21銭から109円04銭まで下落。欧米市場では、109円05銭から109円92銭まで上昇し、109円84銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に109円台後半で推移か。日米の経済成長格差を意識してドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性がある。



米紙ニューヨーク・タイムズは27日、「バイデン大統領は2022年度の予算教書で6兆ドル規模の歳出を求める」と報じた。関連文書に基づく報道によると、2022会計年度(2021年10月−2022年9月)予算案では、連邦政府の歳出が6兆ドル規模に拡大するようだ。年間の財政赤字は今後10年間、1兆3000億ドルを超えるもよう。歳出額は2031年度までに8兆2000億ドルに拡大すると想定されている。予算教書の概要は28日に公表される。



市場関係者の間からは「歳出額は想定を上回っており、財源確保のために国債発行額は大幅に増加する」との声が聞かれている。国債の大幅増発は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策にも重大な影響を及ぼすことになりそうだ。国債買い入れ額を段階的に縮小することは大変難しくなり、長期金利の上昇を抑えるために、国債買い入れを増やすことも検討されるとみられる。