米労働省が発表した5月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+55.9万人となった。伸びは4月+27.8万人から拡大したものの、予想に満たなかった。過去2か月間分は合計2.7万人上方修正された。失業率は5.8%と、4月6.1%から予想以上に低下。昨年の新型コロナパンデミックが開始した3月来で最低となった。ただ、労働参加率の低下が背景となっている可能性がある。5月民間部門雇用者数は前月比+49.2万人と、伸びはやはり4月+21.9万人から拡大したものの予想を下回った。平均時給は前月比+0.5%、前年比+2.0%と、予想の+0.2%、+1.6%を上回る伸びを示した。労働参加率は61.6%と、4月61.7%から上昇予想に反し低下し、冴えない。5月不完全雇用率(U6)は10.2%と、10.4%から低下した。



非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回ったため米国債相場は堅調に推移。10年債利回りは1.6%まで低下し、ドル売りが加速した。ドル円は110円10銭から109円73銭まで下落。ユーロ・ドルは1.2111ドルから1.2174ドルまで上昇した。



【経済指標】

・米・5月非農業部門雇用者数:前月比+55.9万人(予想:+67.5万人、4月:+27.8万人←+26.6万人)

・米・5月失業率:5.8%(予想:5.9%、4月:6.1%)

・米・5月民間部門雇用者数:前月比+49.2万人(予想+61万人、4月+21.9万人←+21.8万人)

・米・5月平均時給:前年比+2.0%(予想:+1.6%、4月:+0.4%←+0.3%)

・米・5月労働参加率:61.6%(予想61.8%、4月61.7%)

・米・5月不完全雇用率:10.2%(10.4%)