7日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い値動きを予想する。前週末に発表された米雇用統計が予想を下回ったが、長期金利低下の一服でドル売りは弱まる見通し。ただ、ユーロの底堅い値動きが続き、ドルへの下押し圧力になりやすい。



4日の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が+55.9万人(予想+65.5万人)、失業率は5.8%(同5.9%)、平均時給は前年比+2.0%(+1.6%)。失業率の低下や平均時給の伸びが示されたものの、雇用者数が想定を下回ったことが嫌気され米10年債利回りが低下した。それを受けたドル売りでユーロ・ドルは1.2180ドル台に浮上し、ドル・円は109円30銭台に失速した。ただ、週明けアジア市場でドル売りは収束しており、ドル・円は109円半ばで底堅く推移した。



この後の海外市場で重要イベントは予定されていないが、ユーロの値動きが注視される。6日にドイツのザクセン・アンハルト州で行われた議会選で与党・キリスト教民主同盟(CDU)の勝利が確実となり、9月の総選挙を前に政局リスクの一服でユーロは売りづらい展開に。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)による資産買入れの段階的縮小(テーパリング)期待は後退するものの、ドル売りは一巡。とはいえ、ユーロ・ドルの底堅い値動きで、ドル・円の戻りは緩慢とみる。



【今日の欧米市場の予定】

・04:00 米・4月消費者信用残高(予想:+225.00億ドル、3月:+258.41億ドル)