24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:指数はこう着、メルカリなど個別物色で対応か

■メルカリ、21/6上方修正 営業利益45.0億円←▲15.0億円

■前場の注目材料:牧野フライス<6135>旋削仕様の5軸MC開発、半導体製造装置向け





■指数はこう着、メルカリなど個別物色で対応か



24日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。23日の米国市場はNYダウが71ドル安となる一方で、ナスダックは18ドル高とまちまちの展開。連邦準備制度理事会(FRB)が当面、大規模緩和を維持するとの期待感から買い先行で始まった。ただし、金利の上昇も限定的となるとの見方を背景に、景気循環株からハイテク株への投資資金の移行が再燃しNYダウは下げに転じている。一方でハイテク株が買われており、小幅ながらナスダックは連日で最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の28720円。円相場は1ドル110円90銭辺りで推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り優勢の展開になりそうだ。ただし、米国では景気敏感株からハイテク株へのローテーションの動きを見せていることから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株には下支えとして意識されやすく、日経平均の底堅さに繋がる可能性はある。また、円相場は1ドル111円に乗せる場面も見られており、円安基調によりトヨタ<7203>など輸出関連への物色に向かわせやすい。



もっとも、薄商いの状況は変わらず、昨日の東証1部の売買高は4営業日ぶりに10億株を割り込んでいる。物色の中心は先物主導のインデックスに絡んだ商いになりやすく、前日の29000円乗せで利益確定の動きも意識されやすいところであろう。また、ソフトバンクG<9984>の株主総会を受けた市場の反応やADR市場で弱い値動きを見せていたファーストリテ<9983>などの動き次第では日経平均の方向性を左右させてくる可能性もあるため、見極めたいところだ。



物色の流れとして、指数は全体としてこう着感が強まると考えられるものの、米国同様のローテーションを見せてくるようであれば、ハイテク株などは押し目狙いのスタンスとなろう。また、個人主体の中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きに。もっとも、連日でIPOがあることから資金は分散しており、中核となる銘柄は定めづらい。その点では本日のところでは、決算を受けたメルカリ<4385>などには短期資金が集中しやすいだろう。





■メルカリ、21/6上方修正 営業利益45.0億円←▲15.0億円



メルカリ<4385>は2021年6月期業績予想の修正を発表。営業損益は15.0億円の赤字から45.0億円の黒字に上方修正した。メルカリJPの好調に加えて、メルペイでは定額払いの利用増による収益力の強化が着実に進捗。メルカリUSでは引き続きユニットエコノミクスの改善に注力するなど、グループの収益基盤が徐々に強化されてきている。コンセンサス(15億円程度)を大幅に上回る。





■前場の注目材料



・ナスダック総合指数は上昇(14271.73、+18.46)

・1ドル110円90-00銭

・SOX指数は上昇(3197.22、+11.79)

・VIX指数は低下(16.32、-0.34)

・米原油先物は上昇(73.08、+0.23)

・海外コロナワクチン接種の進展

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・牧野フライス<6135>旋削仕様の5軸MC開発、半導体製造装置向け

・三桜工業<6584>自動車産業支援ファンドに2億円出資

・シャープ<6753>可視光応答型光触媒材料、島根大とコロナ減少効果実証

・安川電機<6506>九大と包括連携、医療・農業など社会課題解決へ

・デンソー<6902>デンソーなど、来月交通事故防止プロ、運転ビッグデータ活用

・共和レザー<3553>合皮製品のECサイト、個人向け開設

・住友重<6302>千葉に射出機新棟、独工場は環境対応開発

・東芝<6502>サブスクで作業員見守り、腕時計型センサー活用、暑さ計測

・富士通<6702>「富岳」×商用アプリで高速解析実証、ベンダー各社と共同

・NEC<6701>5G基地局用無線機、3.7ギガヘルツ帯対応

・NISSHA<7915>医療機器CDMO事業拡大、低侵襲の手術機器開発

・旭化成<3407>セルロース不織布、海洋生分解性で国際認証

・サカタインクス<4633>インク溶剤をCO2から合成、サカタインクスなど技術開発





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・6月政府月例経済報告



<海外>

・特になし