1日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。今晩発表の米雇用関連指標が堅調なら労働市場の活性化を好感したドル買いが見込まれる。ただ、明日の雇用統計を見極める地合いとなり、ドルの上昇は小幅にとどまりそうだ。



前日の米ADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想を上回り、雇用情勢の改善を好感したドル買いが優勢に。ユーロ・ドルは1.1840ドル台まで弱含み、ドル・円は111円台に浮上した。本日アジア市場でもおおむねその流れが受け継がれ、ドル売りは後退している。本日発表された4-6月の日銀短観は予想を下回り、日経平均株価は軟調地合いに。また、中国の財新製造業PMIは回復一服で中国株安に振れた。ただ、ドル・円は111円台を維持している。



この後の海外市場でもドル買い基調が継続するか注目される。今晩発表される米国の新規失業保険申請件数は3週連続で予想を上回ったが、前週分は減少の見通し。また、ISM製造業景況指数の雇用指数は前月の伸びは鈍化したが、今回が堅調なら正常化にらみのドル買いは継続。ただ、明日の雇用統計の改善に期待が高まるなか、内容を見極める地合いとなろう。また、ドル・円は111円台で断続的な売りが観測され、利益確定売りが一段の上昇を阻止しよう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・6月製造業PMI改定値(予想:63.1、速報値:63.1)

・17:30 英・6月製造業PMI改定値(予想:64.2、速報値:64.2)

・18:00 ユーロ圏・5月失業率(予想:8.0%、4月:8.0%)

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:38.6万件、前回:41.1万件)

・22:45 米・6月製造業PMI改定値(予想:62.6、速報値:62.6)

・23:00 米・6月ISM製造業景況指数(予想:61.0、5月:61.2)

・23:00 米・5月建設支出(前月比予想:+0.4%、4月:+0.2%)

・03:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁討論会参加

・OPECプラス会合

・香港休場(香港特別行政区設立記念日)