■NY株式:米国株式市場は続伸、雇用の増加を好感



ダウ平均は152.82ドル高の34,786.35ドル、ナスダックは116.94ポイント高の14,369.32で取引を終了した。



6月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想以上に増加したことが好感され、寄り付き後、上昇。過度の賃金インフレの高進も見られず、労働市場の過熱が示されなかったため米連邦準備制度理事会(FRB)が当分緩和策を維持するとの見解がさらに相場を押し上げ、引けにかけては上げ幅を拡大した。金利の低下でハイテク株も上昇。独立記念日の連休を控えて、主要株式指数は史上最高値を更新して終了した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスが上昇した一方で、銀行が下落。



電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は4-6月納車台数が過去最高を更新し、堅調に推移。ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)や検索サイトのグーグルを傘下にもつアルファベット(GOOG)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。一方、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)は、ホワイトハースト社長の即日退任を発表し、下落。また、航空機メーカーのボーイング(BA)は737型貨物機が深刻なエンジントラブルで、ホノルル沖合に緊急着水したとの連邦航空局(FAA)の発表を嫌気し、下落。半導体メーカーのブロードコム(AVGO)は、連邦取引委員会が同社を違法な市場占有で告発したことが嫌気され、下落した。



今週、ニューヨーク証券取引所に上場したばかりの滴滴グローバル(DIDI)は、中国サイバースペース管理局(CAC)がサイバーセキュリティーに関し同社の調査に着手したと発表し、売られた。



(Horiko Capital Management LLC)





■NY為替:米量的緩和策の早期縮小観測後退でドル売り優勢



2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円60銭まで上昇後、110円95銭まで下落して111円04銭で引けた。米6月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びは予想を上回ったことから、一時ドル買いが強まったもの、失業率は予想外に上昇し、平均時給の伸びは市場予想と一致したことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期金融引き締め観測は後退。長期金利の低下を意識してドル売りに拍車がかかった。



ユーロ・ドルは1.1808ドルまで下落後、1.1874ドルまで上昇して、1.1865ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が新型コロナ、デルタ変異型ウイルスがリスクバランスの重しになると慎重な姿勢を見せたため、ユーロの上値を抑制。ユーロ・円は132円05銭まで上昇後、131円68銭まで反落。ポンド・ドルは1.3733ドルまで下落後、1.3845ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9269フランから0.9200フランまで下落した。





■NY原油:伸び悩み、時間外取引で値を戻す



2日のNY原油先物8月限は伸び悩み(NYMEX原油8月限終値:75.16 ↓0.07)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-0.07ドルの75.16ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは74.41ドル-75.62ドル。この日発表された6月米雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を上回る伸びを記録したことから、原油先物は75.62ドルまで買われた。失業率の上昇を受けて、一時74.41ドルまで反落したが、雇用者数は予想以上に増加し、米国株式の反応を意識して時間外取引で75.49ドルまで戻している。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  41.15ドル   -0.39ドル(-0.94%)

モルガン・スタンレー(MS) 92.03ドル   +0.01ドル(+0.01%)

ゴールドマン・サックス(GS)374.16ドル  -0.83ドル(-0.22%)

インテル(INTC)        56.76ドル   +0.75ドル(+1.34%)

アップル(AAPL)        139.96ドル  +2.69ドル(+1.96%)

アルファベット(GOOG)    2574.38ドル +47.01ドル(+1.86%)

フェイスブック(FB)     354.70ドル  +0.31ドル(+0.09%)

キャタピラー(CAT)      217.76ドル  +1.05ドル(+0.48%)

アルコア(AA)         37.92ドル   +0.96ドル(+2.60%)

ウォルマート(WMT)      140.11ドル  +0.79ドル(+0.57%)