8日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円53銭まで下落後、109円87銭まで上昇し109円76銭で引けた。米国の新規失業保険申請件数は前回から増加し、雇用回復の遅れが示されたほか、東京都に4度目の緊急事態宣言が発出されたことを受けて新型コロナウイルス変異型感染拡大が世界経済の回復を抑制するとの思惑が広がり、長期金利の低下に伴うドル売りに拍車がかかった。リスク回避の円買いも目立った。



ユーロ・ドルは1.1834ドルから1.1868ドルまで上昇して、1.1844ドルで引けた。低調な米国の雇用関連指標を受けたドル売りが優勢となったが、欧州中央銀行(ECB)が金融政策戦略レビューで、インフレ目標を2%に引き上げたため、長期にわたり金融緩和策を維持する可能性が高まり、ユーロ売りは継続した。ユーロ・円は129円74銭から130円17銭のレンジで上下に振れた。ポンド・ドルは1.3742ドルまで下落後、1.3797ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9172フランから0.9134フランまで上昇した。