9日のドル・円は、東京市場では109円70銭から110円13銭まで反発。欧米市場では、109円90銭まで下げた後、110円26銭まで反発し、110円11銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に110円台で推移か。欧米株高を意識して、リスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。



9日の米国株式市場で主要株価3指数は最高値を更新したが、世界経済の早期回復への期待はやや低下しており、リスク選好的な為替取引が急拡大する可能性は低いとみられる。このような状況下でも、米連邦準備制度理事会(FRB)による将来的な金利引き上げの可能性は十分残されており、ドルは主要通貨に対して底堅い動きを見せる可能性がある。



今週発表される米経済指標では、6月消費者物価指数と6月小売売上高に対する市場の関心が高いようだ。米国のインフレ、個人消費関連の経済指標が市場予想を上回った場合、米長期金利はやや上昇し、リスク選好的なドル買いが強まりそうだ。また、可能性は低いものの、良好な経済指標を受けて米金融当局者が金融緩和策の早期縮小について再び言及した場合、リスク回避的なドル売りは大幅に縮小する相場展開もあり得る。