13日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。本日発表の米インフレ指標は高水準の伸びが予想され、ドルは売りづらい。その後の連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言で引き締め姿勢が意識されれば、ドル売りは後退しそうだ。



前日の取引でデギンドス欧州中銀(ECB)副総裁による緩和縮小に慎重な発言が伝わるとユーロ売りが優勢となり、ユーロ・ドルは1.1830ドル台に失速。その後の米NY株式市場で主要3指数が連日の最高値更新によりリスク選好の円売りに振れ、ドル・円は110円40銭まで強含む場面もあった。本日アジア市場では、アジア株高を好感した円売りが先行。また、中国貿易統計で輸出入の伸びが示され、世界経済の正常化期待による円売りも観測される。



この後の海外市場では、米金融政策に思惑が広がりやすい。焦点の米消費者物価指数(CPI)は前月並みに高い伸びが予想され、金利高に振れればドル買い要因となりそうだ。その後のFRB主催イベントにはミネアポリス、アトランタ、ボストンの連銀総裁が参加する予定で、発言が注目される。FRBはインフレ高進について「一時的」とするものの、今月末の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け引き締めが意識されやすく、ドル売りは抑制される可能性もあろう。



【今日の欧米市場の予定】

・21:30 米・6月消費者物価指数(前年比予想:+4.9%、5月:+5.0%)

・01:00 米FRB主催イベント(ミネアポリス、アトランタ、ボストン各地区連銀総裁ら参加)

・02:00 米財務省・30年債入札

・03:00 米・6月財政収支(予想:-2050億ドル、20年6月:-8640.74億ドル)