21日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。欧州やオセアニアの主要通貨が売られやすく、ドル選好地合いの見通し。ただ、ドル・円は110円台で利益確定売りが見込まれ、上値の重さが意識されそうだ。



米国株の反発や米10年債利回りの持ち直しを受け、前日の取引ではややドル買いに振れた。ユーロ・ドルは1.17ドル半ばまで失速し、ドル・円は109円90銭台に浮上、それによりユーロ・円の下げを弱めている。本日アジア市場では、米金利の持ち直しによるドル高基調に振れ、クロス円は軟調地合いに。豪小売売上高の低調な内容で豪ドル・円が弱含んだこともクロス円の下げを支援。ただ、日経平均株価の堅調地合いで、円買いは抑制された。



この後の海外市場では、引き続き欧州やオセアニアの主要通貨が手がかりとなろう。欧州中銀(ECB)は明日の理事会でハト派姿勢を堅持するとみられ、ユーロ売り先行の見通し。また、英国での新型コロナウィルス・デルタ株まん延を嫌気したポンド売りで、ドル選好地合いが見込まれる。さらに、豪準備銀行による緩和政策の長期化に思惑が広がり、ドル買いを支援しよう。ただ、ドル・円は110円台で利益確定売りが強まるとみられ、上昇は限定的とみる。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 南ア・6月消費者物価指数(前年比予想:+4.8%、5月:+5.2%)