23日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。良好な経済指標でリスク選好ムードとなれば、欧州や資源国の通貨が買い戻される見通し。ただ、今週末開催のジャクソンホール会合に向け、米引き締め観測からドル売りは縮小しそうだ。



20日の取引では米10年債利回りと米国株の上昇でリスク回避ムードは和らぎ、ドル売りに振れやすい地合いとなった。ユーロ・ドルは1.17ドル台に戻し、ドル・円は円売りに支えられたが、下押しされる場面もあった。週明けアジア市場は同様の展開となり、ユーロ・ドルはじり高に。ドル・円は日経平均株価の強含みで円売り優勢となり、一時109円90銭台に値を上げた。ただ、その後はドル売りに押され、伸び悩む展開となった。



この後の海外市場では欧米の経済指標が材料視される。ユーロ圏の主要国や域内全体のPMIは強弱まちまちとみられ、前週売り込まれたユーロへの買戻しが強まればドルへの下押し圧力に。米国は製造業、サービス業とも前回からやや鈍化する見通しで、積極的なドル買いは抑制されよう。また、欧米株高なら、リスクオンのドル売りも見込まれる。ただ、米金融引き締め期待は根強く、今週末のジャクソンホール会合に向けドル売りは縮小するだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・8月製造業PMI速報値(予想:61.5、7月:62.8)

・17:00 ユーロ圏・8月サービス業PMI速報値(予想:60.0、7月:59.8)

・17:30 英・8月製造業PMI速報値(予想:59.1、7月:60.4)

・17:30 英・8月サービス業PMI速報値(予想:59.7、7月:59.6)

・21:30 米・7月シカゴ連銀全米活動指数(6月:0.09)

・22:45 米・8月製造業PMI速報値(予想:63.0、7月:63.4)

・22:45 米・8月サービス業PMI速報値(予想:59.2、7月:59.9)

・23:00 米・7月中古住宅販売件数(予想:584万戸、6月:586万戸)

・23:00 ユーロ圏・8月消費者信頼感指数速報値(予想:-4.4、7月:-4.4)