24日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国経済の減速懸念で、ドルへの積極的な買いは手控えられる見通し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め期待は根強く、引き続き売りづらい地合いとなりそうだ。



前日発表された欧米のPMIはユーロ圏が強弱まちまちだったのに対し、米国は製造業、サービスとも想定外に低調な内容となり減速懸念のドル売りに振れた。指標を受け低下した米10年債利回りを手がかりにユーロ・ドルは1.17ドル半ばに浮上し、ドル・円は110円台定着に失敗した。本日アジア市場でもおおむねその流れが受け継がれているが、アジア株高で、リスク選好の円売りが先行。ドル・円は109円後半で底堅く推移した。



この後の海外市場は、材料難のため小動きが予想される。NY原油先物(WTI)の持ち直しでリスク選好ムードが広がるなか、欧州や資源国の主要通貨への買戻しが続けばドルを下押ししよう。また、米国での新型コロナウイルス・デルタ株まん延が警戒され、減速が意識されれば金利安に振れ、ドル売り要因となろう。ただ、今週末にパウエルFRB議長の講演が予定され、根強い資産買入れの段階的縮小(テーパリング)観測が一段のドル売りを抑制しそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・23:00 米・7月新築住宅販売件数(予想:69.9万戸、6月:67.6万戸)

・23:00 米・8月リッチモンド連銀製造業指数(予想:25、7月:27)