26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。堅調な米経済指標で正常化期待が広がれば、ドル売りは後退する見通し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言内容を見極めようと、積極的なドル買いは抑制されそうだ。



前日発表された米国の耐久財受注が好感され、米10年債利回りの上昇でドル買い基調に振れる場面もあった。ユーロ・ドルはドイツの低調なIFO企業景況感指数を受け、一時1.1720ドル台に失速し、ドル・円は110円台に再浮上。本日アジア市場で上海総合指数などアジアの主要指数がおおむね軟調地合いとなり、リスク回避的な円買いが観測された。ただ、ドル・円は動意の薄い値動きながら、110円付近で底堅さも目立っている。



この後の海外市場では、米経済指標が材料視される。今晩発表の新規失業保険申請件数は前回よりも弱い内容が予想され、ドルへの下押し要因になりやすい。半面、4-6月期国内総生産(GDP)改定値は速報値から上方修正が見込まれ、引き締め観測が広がればドルを小幅に押し上げそうだ。一方、パウエルFRB議長が明日の講演で資産買入れの段階的縮小(テーパリング)に言及するとの期待は継続。内容を見極めようと、一段のドル買いは抑制されよう。



【今日の欧米市場の予定】

・20:30 欧州中央銀行(ECB)7月理事会議事要旨

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:35.0万件、前回:34.8万件)

・21:30 米・4-6月期GDP改定値(前期比年率予想:+6.7%、速報値:+6.5%)

・02:00 米財務省・7年債入札