労働省が発表した8月雇用統計で失業率は5.2%と、予想通り7月5.4%から低下しパンデミックで経済が封鎖した昨年3月以降で最低となった。

非農業部門雇用者数は前月比+23.5万人。伸びは7月+105.3万人から予想以上に縮小。一方、7月分は+94.3万人から+105.3万人へ上方修正。6月分は93.8万人から96.2万人へ上方修正され、6月と7月の2カ月で13.4万人の上方修正となった。



平均時給は前月比+0.6%。伸びは7月の+0.4%から予想外に拡大し4月来で最大。前年比では+4.3%。伸びは7月+4.1%から予想以上に拡大し3月来で最大となった。



不完全雇用率(U6)は8.8%と、7月9.2%から低下。労働参加率は61.7%と、上昇予想に反し、7月と同水準となった。



労働市場には依然スラックが存続。パンデミックで修正が困難な状況。ネガティブサプライズを受け米国債相場は一時買われたが前月の雇用の上方修正などを受け、雇用の減速は一時的との見方にその後売られた。10年債利回りは1.26%まで低下後、1.324%まで上昇。ドル・円は109円97銭から109円63銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1870ドルから1.1909ドルまで上昇した。



【経済指標】

・米・8月非農業部門雇用者数:+23.5万人(予想:+73.3万人、7月:+105.3万人←+94.3万人)

・米・8月平均時給:前年比+4.3%(+3.9%、7月:+4.1%←+4.0%)

・米・8月失業率:5.2%(予想:5.2%、7月:5.4%)