8日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。欧州中銀(ECB)理事会を前にユーロは買いづらく、ドル選好地合いが見込まれる。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言で金利安に振れれば、ドル買い縮小しそうだ。



前日の取引で米10年債利回りの上昇を背景にドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.18ドル前半に軟化し、ドル・円は110円前半に浮上。この日発表されたユーロ圏の低調な経済指標を受けたユーロ売りや原油安による資源国通貨売りも、ドル買い地合いを支援した。本日アジア市場で日経平均株価は切り返し、前日に続き30000円の大台を回復。ただ、米長期金利は上げ渋り、ドル・円は110円前半で上値の重い値動きとなった。



この後の海外市場では、引き続き主要中銀による金融政策がテーマとなろう。カナダ銀行は今晩の定例会合で引き締め姿勢を維持する公算で、カナダドルは売りづらい見通し。ただ、ECBは明日の理事会で緩和縮小が期待されるものの、前日の低調な経済指標でユーロは買いづらく、ドルを支える要因に。一方、米雇用者減を受けNY連銀総裁など当局者による慎重な発言内容が予想される。国債入札による金利低下も見込まれ、ドルの上昇は小幅にとどまろう。



【今日の欧米市場の予定】

・23:00 カナダ中銀が政策金利発表(0.25%に据え置き予想)

・23:00 米・7月JOLT求人件数(予想:1000.0万件、6月:1007.3万件)

・02:00 米財務省・10年債入札

・02:10 ウィリアムズNY連銀総裁オンライン討論会参加(経済見通し)

・03:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

・04:00 米・7月消費者信用残高(予想:+250.00億ドル、6月:+376.90億ドル)

・07:00 カプラン米ダラス連銀総裁オンライン対話集会開催