9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる

■ミライアル、2Q営業利益 60.7%増 6.99億円

■前場の注目材料:日本電産、工作機械事業2.6倍に、800億円投資、海外に新工場1





■利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる



9日の日本株市場は、直近の上昇に対する利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる。8日の米国市場ではNYダウが68ドル安だった。景気回復ペースの減速懸念に利食い優勢の展開となった。ただし、地区連銀経済報告(ベージュブック)の中で、経済活動ぺースが若干下方に傾斜したことが明らかになると、連邦準備制度理事会(FRB)による大規模緩和が当分必要になるとの思惑に下げ幅を縮小する場面も見られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安の29960円。円相場は1ドル110円20銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利食い先行で始まることになりそうだ。ただし、急ピッチの上昇で日経平均は3万円を回復するなか、目先的な達成感も意識されやすいことから、利食いの動きは想定内であろう。一方で、政策期待が高まるなかでは売りを仕掛けてくる動きは限られると見られ、反対に押し目買い意欲は強いと考えられるため、底堅さは意識されやすい。足元の急伸により海外勢の日本株への比率を引き上げる動きも思惑的な売買に繋がろう。



先物市場では9月限の最終売買日となることもあり、メジャーSQを控えて大きく仕掛けてくる動きは考えづらく、個別株主導の展開が見込まれる。引き続き政策期待が高まりやすいなかでは、総裁選出馬を決めている候補者に関したテーマ株などに短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。また、海外勢による日本株比率の引き上げに伴うバスケット買いの動きも意識されるため、前日に高値引けとなった東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの底堅さを見極めたいところである。米国株安の流れから利食い先行で始まったとしても、底堅さが意識されるようだと、断続的なインデックス買いへの思惑にも繋がろう。



また、マザーズ指数は直近の上昇で上値抵抗線として機能していた75日線を突破してきている。また、低迷していたメルカリ<4385>や弁護士コム<6027>などもリバウンドの動きを見せてきており、足元で売られていた銘柄に対する出遅れ修正を狙った動きにも注目しておきたいところであろう。





■ミライアル、2Q営業利益 60.7%増 6.99億円



ミライアル<4238>は第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比11.6%増の52.76億円、営業利益は同60.7%増の6.99億円だった。プラスチック成形事業においては、売上高は48、42億円(前年同期比15.3%増)、営業利益は9.18億円(同46.2%増)となった。成形機事業においては、売上高は5.39億円(同1.0%増)、営業利益は0.47億円(同45.7%増)だった。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(30181.21、+265.07)

・VIX指数は低下(17.96、-0.18)

・米原油先物は上昇(69.30、+0.95)

・米長期金利は低下

・次期首相による大型経済対策への期待

・海外コロナワクチン接種の進展

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・日本電産<6594>工作機械事業2.6倍に、800億円投資、海外に新工場1

・三菱商事<8058>三菱商事・シェル、カナダでアンモニア製造、水素転換

・ホンダ<7267>GMと自動運転実証、20年代半ばに移動サービス事業化

・トヨタ紡織<3116>トヨタ紡織など、車内装材のケナフで家具開発

・凸版印<7911>複数サービスロボを一元制御、来年サービス開始

・アステラス薬<4503>遺伝子薬の治験で投薬一時停止

・テルモ<4543>協和キリンと「ジーラスタ」製造販売承認を申請

・第一三共<4568>日本イーライリリーと片頭痛薬で販売提携

・旭化成<3407>食塩電解装置、スマート化、新サービス、稼働データ活用

・住友化学<4005>再生プラで新ブランド、製品普及目指す

・三菱ケミHD<4188>停止中のエポキシ樹脂固体製造設備、来年1月生産再開





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 8月マネーストックM3(前年比予想:+4.1%、7月:+4.6%)



<海外>

・10:30 中・8月消費者物価指数(前年比予想:+1.0%、7月:+1.0%)

・10:30 中・8月生産者物価指数(前年比予想:+9.0%、7月:+9.0%)