13日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。具体的な材料が乏しく、ドルへの売り買いはともに手控えられる見通し。ただ、明日発表の米消費者物価指数(CPI)は高水準とみられ、ドル売りは抑制されそうだ。



10日に発表された米国の生産者物価指数(PPI)は前年比で予想を上回る高水準となり、それを受けた米10年債利回りの上昇でドル買いが先行。ユーロ・ドルは1.1810ドル付近まで軟化し、ドル・円は110円に接近した。週明けアジア市場では、早朝に北朝鮮によるミサイル実験や香港ハンセン指数の急反落が嫌気された。ただ、日経平均株価は軟調地合いながら30000円の大台を維持し、一段の日本株安を警戒した円買いは小幅にとどまった。



この後の海外市場は具体的な材料が乏しく、全般的に小動きとなりそうだ。米バイデン政権はインフラ投資の財源となる増税を検討しているが、企業へのダメージは限定的と見方から、米株式先物は底堅く推移。また、原油価格も持ち直し、リスク選好ムードが広がりやすい。一方、市場が注目する米CPIは前年比5%台の高水準が予想される。そのため、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、根強い引き締め観測からドル売りは限定的とみる。



【今日の欧米市場の予定】

・03:00 米・8月財政収支(20年8月:-2000.12億ドル)