16日のドル・円は、東京市場では109円46銭から109円22銭まで反落。欧米市場では、109円31銭から109円83銭まで反発し、109円74銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に109円台後半で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。



9月16日発表の8月米小売売上高は前月比+0.7%と、減少予想に反して増加した。ただ、7月実績は前月比-1.1%から-1.8%へ下方修正されており、8月の増加は7月に減少した反動によるものとの見方がある。9月以降の数字を点検する必要はあるが、米国の個人消費は堅調ではないとみられる。雇用拡大のペースは減速していること、インフレ加速の可能性は低下していることを考慮すると、米国の長期金利が現在の水準から大幅に上昇する可能性は低いだろう。市場関係者の間からは「米国経済の持続的な成長につながる新たな材料が提供されない場合、量的緩和策が段階的に縮小されても長期金利の上昇は小幅にとどまる」との声が聞かれており、ドル相場についても持続的な上昇は期待できないとの見方が出ている。