17日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。中国リスクで欧米株安なら、警戒の円買いに振れやすい。ただ、前日の強い米経済指標を受け、本日のミシガン大学消費者信頼感指数が改善すれば上値を伸ばす展開となりそうだ。



前日注目された米国の経済指標は新規失業保険申請件数が悪化したものの、小売売上高が予想に反してプラスに浮上。フィラデルフィア連銀製造業景気指数も市場観測を上回り、長期金利の上昇でドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.17ドル半ばに下落し、ドル・円は109円80銭台に戻した。本日アジア市場は米金利高の一服で、ドル買いはいったん収束している。ただ、日経平均株価の堅調地合いで、円売りが主要通貨をサポートした。



この後の海外市場では、引き続き米経済指標が材料視される。今晩発表のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は、約10年ぶりの低水準となった前回から小幅な改善が予想されている。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での金利見通しに影響を与える可能性から、統計が強い内容ならドル買いに振れやすい。ドルは14日の消費者物価指数(CPI)の失速により値を下げたが、本日はそれ以前の水準である110円10銭付近を目指す展開を予想したい。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・7月経常収支(6月:+218億ユーロ)

・18:00 ユーロ圏・8月消費者物価指数改定値(前年比予想:+3.0%、速報値:+3.0%)

・23:00 米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:72.0、8月:70.3)