29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:政策期待による押し目買い意欲の強さを見極め

■スギHD、2Q営業利益 13.6%減 161億円

■前場の注目材料:シンフォニア、自動細胞培養装置に参入、完全自動化システム





■政策期待による押し目買い意欲の強さを見極め



29日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが569ドル安だった。財務長官は連邦債務が10月18日に上限に達する公算大だと指摘したため、政府機関閉鎖などのリスクが警戒された。イエレン長官が上院銀行委員会証言で、債務上限が引き上げられなければ金融危機やリセッションに直面する可能性を警告したことから売りが加速。長期金利の上昇を受けて、ハイテク株への売りが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比400円安の29520円。円相場は1ドル111円50銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。9月配当落ち分を考慮すると中国リスクで急落した直近安値水準を捉えてくる可能性もありそうだ。直近安値を割り込んでくるようだとセンチメントは悪化し、25日線辺りまでの調整が目先的に警戒されてくるだろう。まずは、売り一巡後の底堅さを見極めたいところである。



もっとも、国内においては自民党総裁選の投開票が行われ新総裁が選出される。1回目の投票で決着がつかず決選投票となると見られるが、いずれにせよ新内閣発足によって施策期待は高まることになるだろう。そのため、大きく下落する局面においては押し目買い意欲は強そうである。また、9月の配当再投資による需給面なども下支えとして意識されやすいと考えられる。



物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさハイテク株への物色は手控えられ、緊急事態宣言の解除を手掛りとした景気敏感株への物色が意識される。これまで大きく上昇してきた海運株への利食いの動きが見られるなか、相対的に出遅れているセクターなどへの物色に向かわせそうだ。そのほか、政策に絡んだテーマ性のある銘柄への物色も意識されよう。





■スギHD、2Q営業利益 13.6%減 161億円



スギHD<7649>は第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比4.0%増の3149.55億円、営業利益は同13.6%減の161.31億円だった。コンセンサスに沿った進捗となっている。ドラッグストア業界においては、薬価改定の影響による処方箋単価の下落、衛生用品を中心とする急激な需要拡大に対する反動減はあったが、処方箋調剤は成長が続いている。





■前場の注目材料



・1ドル111円50-60銭

・次期首相による大型経済対策への期待

・海外コロナワクチン接種の進展

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・シンフォニア<6507>自動細胞培養装置に参入、完全自動化システム

・NTT<9432>23年度コスト削減1兆円、DXで自動化・紙不要

・セーレン<3569>シンスペクティブと小型SAR衛星で協業

・日本製鉄<5401>決意の高炉集約、“呉の火”きょう消える、最適生産体制を最優先

・エーザイ<4523>認知症薬候補「レカネマブ」、FDAに承認申請

・中部電<9502>ベトナム水力に出資

・伊藤忠<8001>中国・地上鉄と提携、日本・アジアで商用EVリース開拓

・三桜工<6584>見積もりクラウドで工数65%削減

・ミクニ<7247>インド2輪・4輪部品、23年度売上高7割増

・愛知製鋼<5482>リヤアクスルシャフトの新ライン稼働

・ロジスネクス<7105>フォークリフト3—5%値上げ

・KDDI<9433>富士通と5G協業

・日立<6501>米子会社が日本市場参入、DXで共創開始

・東エレデバ<2760>放送用IPネットワーク検証環境開設、非圧縮映像に対応

・野村総研<4307>金融機関ウェブサービス、シニア向け実証、野村総研・千葉銀など

・グンゼ<3002>膝半月板、再生材で治療、グンゼなど探索的臨床開始

・昭和電工<4004>SiCエピウエハー供給、東芝D&Sと長期契約







☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・自民党総裁選投開票



<海外>

・特になし