1日のドル・円は、東京市場では111円49銭から111円05銭まで反落。欧米市場では、111円28銭から110円91銭まで下落し、111円04銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に111円近辺で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識してリスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性がある。



1日発表された米国の9月ISM製造業景況指数は61.1と、8月実績の59.9を上回った。市場参加者の多くは60をやや下回る水準を想定していた。供給業者の納入が8月実績の69.5から9月は73.4に上昇したことが、指数上昇の一因とみられる。納入の遅れは顧客需要の増加を示唆している。仕入れ価格指数は8月実績を上回り、新規受注指数は8月実績と同水準となった。



市場参加者の間からは「納期の遅れや仕入れ価格の上昇は解消されつつあると思われたが、そうではなかった」との声が聞かれている。仕入れ価格の上昇は物価動向に一定の影響を及ぼすとみられており、一部の市場関係者は「インフレ率は高止まりの状態が続き、米長期金利は下げ渋る可能性がある」と指摘している。為替については、8日に発表される9月雇用統計が重要な手掛かり材料となりそうだ。インフレ鈍化の思惑は後退しており、9月雇用統計が市場予想を上回る内容だった場合、主要通貨に対するドル買いが強まると予想される。