4日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米債務上限問題など不透明要因で、リスク回避の円買いに振れやすい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め期待を背景とした米金利先高観で、ドルへの根強い買いが見込まれる。



前週末の取引で米国の債務上限問題で格下げに懸念が強まり、米10年債利回りの低下を手がかりにドル売りが強まった。それに先立ち発表されたユーロ圏のインフレ指標は堅調な内容で、欧州中銀(ECB)の緩和縮小への思惑からユーロ高・ドル安が進行。週明けアジア市場は中国市場の休場で香港市場が注目され、中国恒大集団の取引停止を受けたリスク回避の円買いが強まった。ただ、米金利の持ち直しで、ドル買いに振れた。



この後の海外市場では、先行きのリスク要因が警戒されそうだ。米国の債務上限引き上げなどをめぐり米上院の協議は難航しているもようで、格下げリスクへの懸念が続く。また、中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)も市場への影響が不安視され、円買いが主要通貨への下押し要因になりやすい。一方で、FRBは引き締めに舵を切っており、米金利は下げづらい面もある。堅調な経済指標で目先も持ち直せば、根強いドル買いが続くとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・23:00 米・8月製造業受注(前月比予想:+1.0%、7月:+0.4%)

・23:00 米・8月耐久財受注改定値(速報値:前月比+1.8%)

・23:00 ブラード米セントルイス連銀総裁オンライン討論会参加(経済)