6日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金利の上昇基調でドル買いに振れやすく、直近高値付近の112円を目指す展開に。ただ、改善期待の米雇用統計を見極めるムードや節目を意識した売りで、ドル買いは一服しそうだ。



前日発表された米国の経済指標のうちサービス業PMIの上方修正やISM非製造業景況感指数の堅調な内容を受け米10年債利回りが1.50%台で上昇基調を維持し、ドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.1580ドル台に弱含み、ドル・円は111円半ばに浮上している。本日アジア市場で日経平均株価は高寄りしたが、プラスを維持できず反落。それを受け主要通貨は対円で下落したものの、ドルは米金利高を手がかりに対円で底堅く推移した。



この後の海外市場は、引き続きドル主導の相場展開となりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測が続くなか、8日発表の雇用統計が注目されている。1日のISM製造業景気指数のうち雇用は前回より改善したが、5日の非製造業の雇用は伸びが鈍化。今晩のADP統計で民間部門雇用者数が想定通り前回を上回れば引き締めを後押しする要因となり、ドルの一段高が見込まれる。ただ、前週に112円へ定着できず、上値の重さが意識されやすい。



【今日の欧米市場の予定】

・17:30 英・9月建設業PMI(予想:54.0、8月:55.2)

・18:00 ユーロ圏・8月小売売上高(前月比予想:+0.8%、7月:-2.3%)

・21:15 米・9月ADP雇用統計(予想:+43.0万人、8月:+37.4万人)