8日の欧米外為市場では、ドル・円はじり高を予想する。今晩発表の米雇用統計は改善が予想され、金利高を背景にドル買いの見通し。また、米債務上限問題への懸念後退による欧米株高でリスク選好的な円売りに振れ、ドルは112円台浮上が見込まれる。



前日発表された米新規失業保険申請件数の改善を受け米国株が強含み、米10年債利回りも上昇。それを受けドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.15ドル台半ばに値を下げ、ドル・円は111円台後半に浮上した。本日アジア市場は連休明けの中国株がプラスで推移し、安心感から円売り先行。また、中国恒大集団の経営問題が注視される半面、米債務上限問題への懸念は和らぎ、リスク選好の円売りでドルは111円半ばから後半に上昇した。



この後の海外市場は米雇用統計が焦点で、非農業部門雇用者数が前月比+50.0万人(8月+23.5万人)、失業率は5.1%(同5.2%)、平均時給は前年比+4.6%(同+4.3%)と予想されている。雇用情勢に一段の改善が示されれば連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めを後押しする要因となり、金利高を背景にドル買いに振れやすい。また、欧米株高ならリスク選好の円売りも見込まれる。ドル112円台は売りが強く、同水準に定着できるか注目される。



【今日の欧米市場の予定】

・21:30 米・9月非農業部門雇用者数(予想:+50.0万人、8月:+23.5万人)

・21:30 米・9月失業率(予想:5.1%、8月:5.2%)

・21:30 米・9月平均時給(前年比予想:+4.6%、8月:+4.3%)

・21:30 カナダ・9月失業率(予想:6.9%、8月:7.1%)

・23:00 米・8月卸売在庫改定値(前月比予想:+1.2%、速報値:+1.2%)