■NY株式:NYダウ6ドル安、史上最高値付近で伸び悩む



米国株式市場はまちまち。ダウ平均は6.26ドル安の35603.08ドル、ナスダックは94.02ポイント高の15215.70で取引を終了した。史上最高値付近から利益確定売りに押され、寄り付き後、下落。中国の不動産会社の破たん懸念や高インフレの長期化への脅威も良好な企業決算が相殺し、引けにかけてダウは下げ幅を縮小した。ハイテク株は買いが続きナスダック総合指数は上昇。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、エネルギーが下落した。



特別買収目的会社(SPAC)デジタル・ワールド・アクイジション(DWAC)はトランプ前大統領のメディア企業上場に合意したとの報道で大幅上昇。貨物輸送会社のCSX(CSX)や靴メーカーのクロックス(CROX)は予想を上回った決算が好感され上昇した。航空会社のアメリカン航空(AAL)は連邦政府の支援が奏功し第3四半期決算で黒字を計上し買われた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は昨日引け後に発表された第3四半期決算で過去最高益を計上し、上昇。一方、ITサービスのIBM(IBM)は予想下回った決算に失望した売りが続いた。ドーナッツチェーンのクリスピー・クリーム(DNUT)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気され下落。



半導体メーカーのインテル(INTC)は取引終了後に決算を発表。第4四半期の調整後1株利益予想に失望し時間外取引で売られている。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:中国不動産市場の悪化などを懸念して円買い優勢



21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円21銭から113円65銭まで下落し、114円01銭で引けた。巨額の負債を抱える中国の不動産大手「恒大集団」の債務不履行懸念や、原油高などを背景とした世界経済の回復停滞懸念などにリスク回避の円買いが優勢となった。高インフレの長期化を警戒した金利上昇に伴うドル買いが下支えとなった。



ユーロ・ドルは1.1652ドルから1.1620ドルまで下落して1.1622ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)がインフレは一時的とのハト派姿勢を当面維持するとの見方がユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は132円92銭から132円26銭まで下落。ポンド・ドルは1.3824ドルから1.3776ドルまで下落した。英国の新型コロナ感染状況が再び悪化しているため、景気回復が損なわれるとの懸念でポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9171フランまで下落後、0.9190 フランまで上昇した。





■NY原油:反落で82.50ドル、一時81ドルを下回る



NY原油先物12月限は反落(NYMEX原油12月限終値:82.50 ↓0.92)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-0.92ドルの82.50ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.79ドル-83.96ドル。アジア市場で83.96ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことで反落し、ニューヨーク市場の中盤にかけて80.79ドルまで売られた。ただ、81ドル以下では押し目買いも観測されており、通常取引終了後の時間外取引で82.72ドルまで戻している。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  46.83ドル   -0.26ドル(-0.55%)

モルガン・スタンレー(MS) 100.28ドル  -0.38ドル(-0.38%)

ゴールドマン・サックス(GS)407.59ドル  -0.30ドル(-0.07%)

インテル(INTC)        56.00ドル   +0.63ドル(+1.14%)

アップル(AAPL)        149.48ドル  +0.22ドル(+0.15%)

アルファベット(GOOG)    2855.61ドル +7.31ドル(+0.26%)

フェイスブック(FB)     341.88ドル  +1.10ドル(+0.32%)

キャタピラー(CAT)      202.14ドル  -2.05ドル(-1.00%)

アルコア(AA)         49.99ドル   -2.52ドル(-4.80%)

ウォルマート(WMT)      146.81ドル  +0.81ドル(+0.55%)