2日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を見極める展開で、積極的な売り買いは手控えられそうだ。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め期待で、ドル売りは想定しにくい。



前日発表された米ISM製造業景況指数は前回を下回ったものの、予想よりもやや強い内容となった。特に、雇用指数が前回よりも改善し、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を前に好材料に。ただ、米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.16ドル台に戻し、ドル・円は113円90銭台に失速。本日アジア市場もおおむねその流れが受け継がれ、ドル・円は午前中の取引で113円後半を中心に取引された。



この後の海外市場は今日と明日開催のFOMCでの討議を見極める展開で、調整による売り買いにとどまりそうだ。FRBによる資産買入れの段階的縮小(テーパリング)開始の決定は織り込まれ、緩和縮小を背景としたドル買いは根強い。また、ISM製造業の雇用指数の改善を受け今週末の雇用統計の上振れが期待され、長期金利の低下が限定的ならドル売りは回避されよう。一方、NY株式市場で強気相場が続けば、円売りも見込まれる。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・10月製造業PMI改定値(予想:58.2、速報値:58.2)

・18:00 ユーロ圏・10月製造業PMI改定値(予想:58.5、速報値:58.5)

・米連邦公開市場委員会(FOMC、3日まで)