4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:3万円の大台回復を睨んだセンチメントに

■日本製鉄、22/3上方修正 純利益 5200億円←3700億円

■前場の注目材料:栗本鉄工所、洋上風力の土台厚板を成形、大型装置





■3万円の大台回復を睨んだセンチメントに



4日の日本株市場は、堅調な相場展開になりそうだ。3日の米国市場はNYダウが104ドル高だった。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて下落に転じる局面が見られたが、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで市場の予想通り政策金利を据え置き、資産購入の縮小開始計画を発表も早期の利上げを示唆しなかったため安心感が広がり買いが再燃。引けにかけて上昇に転じ、主要株式指数は連日で史上最高値を更新した。また、10月ADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったほか、10月ISM非製造業景況指数が過去最高を記録するなど良好な経済指標なども買い安心感に繋がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円高の29705円。円相場は1ドル114円00銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。FOMCは予想通りの内容だったこともあり、東京市場においてもイベント通過に伴う買い安心感が広がりそうである。週末には米雇用統計を控えているものの、ADP雇用統計が予想を上回ったこともあり、警戒感はそれ程強まらないだろう。日経平均は1日の急伸後は29500円水準で底堅い値動きを見せていたが、同水準を支持線として、3万円の大台回復を睨んだセンチメントに向かわせそうである。



また、チャート形状では足元で一目均衡表の雲上限を突破しており、その後は雲上限を支持線としたこう着を見せている。今後雲は切り下がりを見せてくるため、これに沿った調整が警戒されるものの、本日の上昇によって雲を上放れてくるトレンド形成が期待されてくる。また、遅行スパンは実線と交差し上方シグナルを発生させてくる可能性も高まってきた。テクニカルシグナルの好転が意識されるなか、先高期待も高まろう。



もっとも、決算発表は来週末まで続くことから、商いは膨らみづらいだろう。決算を受けた株価反応に振らされやすい需給状況であるため、結果的にはインデックスに絡んだ商いの影響を受けやすい。ただし、政策期待が高まるなかでショートを積み上げる動きには向かいづらい一方、押し目買い意欲は強そうだ。決算を通過した見直しの動きのほか、政策テーマに関連した銘柄などでの循環物色が続こう。





■日本製鉄、22/3上方修正 純利益 5200億円←3700億円



日本製鉄<5401>は2022年3月期業績予想の修正を発表。純利益を3700億円から5200億円に上方修正した。コンセンサス(4000億円程度)を上回る。鋼材価格が改善したほか、グループ会社の損益好転などにより、2022年3月期通期の事業利益は8000億円、個別経常利益は4500億円となる見通し。





■前場の注目材料



・NYダウは上昇(36157.58、+104.95)

・ナスダック総合指数は上昇(15811.58、+161.98)

・シカゴ日経先物は上昇(29705、大阪比+205)

・1ドル113.90-00円

・SOX指数は上昇(3590.17、+41.32)

・VIX指数は低下(15.10、-0.93)

・大型経済対策への期待

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・栗本鉄工所<5602>洋上風力の土台厚板を成形、大型装置

・クボタ<6326>蘭港に新拠点、北欧向け農機、供給素早く

・ホンダ<7267>「着脱式電池」用途拡大、電動化商機、新たな事業の柱に

・三菱自<7211>日本郵政などとカーボンニュートラル実証、商用EV普及へ

・デンソー<6902>デンソーなど、バイオセンサー開発、コロナウイルス検出

・オートバックス<9832>全国の店舗でEV販売・メンテ

・三菱電機<6503>組織改革本格化、品質問題再発防止

・楽天G<4755>ドローンパイロット育成、群馬に講習拠点

・パナソニック<6752>人に回遊・滞留働きかけ、照明演出手法を提案

・大興電子通信<8023>帳票を電子化・保管

・テルモ<4543>血管内治療支援ロボの使い捨て用品、受託販売

・ライオン<4912>目薬にミネラルオイル配合、新製剤化技術を開発





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・09:30 豪・9月貿易収支(予想:+123.75億豪ドル、8月:+150.77億豪ドル)