4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米利上げ期待は一服しているが、明日の雇用統計への期待感からドル買いは継続。ただ、石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産に関する協議が注目され、円売りは抑制されそうだ。



米連邦準備制度理事会(FRB)は2-3日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産買入れの段階的縮小(テーパリング)について今月から開始する方針を決定。ただ、パウエルFRB議長はインフレ高進を一時的とし、今後の利上げに関しては改めて慎重な見解を述べた。それを受けドルへの買いは後退し、他の主要通貨に対して失速。ただ、世界的に株高に振れ、本日アジア市場は日経平均株価などが上昇し円売りが主要通貨を押し上げた。



この後の海外市場では、ドルや円の値動きが注視される。今晩発表の米新規失業保険申請件数が前週を下回れば、明日の雇用統計の改善を見込んだ金利高・ドル高の見通し。半面、金融政策委員会(MPC)は現行の政策を維持する公算だが、今後の引き締めの可能性が示されればポンド買いに振れ、ドルの下押し要因に。一方、OPECプラスの協議で増産が見送られれば原油相場は一段高となり、世界経済の先行きへの懸念から円売りは後退しそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・10月サービス業PMI改定値(予想:52.4、速報値:52.4)

・18:00 ユーロ圏・10月サービス業PMI改定値(予想:54.7、速報値:54.7)

・18:30 英・10月建設業PMI(予想:52.0、9月:52.6)

・19:00 ユーロ圏・9月生産者物価指数(前年比予想:+15.4%、8月:+13.4%)

・21:00 英中銀が政策金利発表(政策金利は0.10%に据え置き予想)

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27.5万件、前回:28.1万件)

・21:30 米・9月貿易収支(予想:-802億ドル、8月:-733億ドル)

・21:30 カナダ・9月貿易収支(予想:+16.0億加ドル、8月:+19.4億加ドル)

・22:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁イベント冒頭あいさつ

・OPECプラス閣僚級会合