5日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。ポンド・円などクロス円が続落なら、ドル・円に下押し圧力がかかりやすい。ただ、今晩の米雇用統計は改善が見込まれ、金利高に振れればドルへの買戻しが入りやすい展開となりそうだ。



英中銀は金融政策委員会(MPC)で、現行の緩和的な政策の据え置きを決定。一部に年内利上げ観測もあったが、期待後退でポンドへの失望売りが優勢に。また、原油の需給緩和への思惑から水準を切り下げ、資源国通貨を中心にクロス円が弱含む展開となった。ただ、本日アジア市場で日経平均株価や上海総合指数などアジアの主要指数がマイナスで取引されたが、一段の円買いは一服。ドル・円は113円後半を中心に底堅く推移している。



この後の海外市場は米雇用統計が焦点。今晩非農業部門雇用者数は前月比+45.0万人(前回+19.4万人)、失業率が4.7%(同4.8%)、平均時給が前年比+4.9%(同+4.6%)と予想されている。クロス円の続落にドル・円は連れ安の可能性があるものの、雇用改善が示されれば連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測から金利高・ドル高に振れやすい。また、NY株式市場で強気相場が維持され、株高を好感した円売りがドルを支えるとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・19:00 ユーロ圏・9月小売売上高(前月比予想:+0.2%、8月:+0.3%)

・21:30 米・10月非農業部門雇用者数(予想:+45.0万人、9月:+19.4万人)

・21:30 米・10月失業率(予想:4.7%、9月:4.8%)

・21:30 米・10月平均時給(前年比予想:+4.9%、9月:+4.6%)

・21:30 カナダ・10月失業率(予想:6.8%、9月:6.9%)

・04:00 米・9月消費者信用残高(予想:+160.00億ドル、8月:+143.79億ドル)