■NY株式:NYダウ240ドル安、インフレ加速を警戒



米国株式市場は続落。ダウ平均は240.04ドル安の36079.94ドル、ナスダックは263.83ポイント安の15622.71で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り30年ぶり最大の伸びを記録したためインフレ加速が警戒され寄り付き後、下落。金利の上昇でハイテク株も売られ、終日軟調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。



電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は、アナリストのEVセクターの見通し引き上げを受けて、買われた。クレジットカードのマスターカード(MA)は、インベスターデーで発表した楽観的な成長目標が好感され、上昇。また、ドーナッツチェーンを経営するクリスピー・クリーム(DNUT)は2022年の売り上げが長期目標を上回る見通しを発表し、大幅上昇した。食品宅配サービス会社のドアダッシュ(DASH)は第3四半期決算で収益が予想を上回ったほか、フィンランドの同業ウォルト買収を発表し上昇。一方、暗号通貨取引プラットフォームを提供するコインベース(COIN)は昨日引け後に発表した決算の内容や月間の利用者数が予想を下回ったため下落。エネルギ—関連のハリバートン(HAL)や石油・天然ガス会社のダイアモンドバックエナジー(FANG)などは原油価格の反落に連れ、売られた。



電気自動車メーカー、リビアン・オートモーティブ(RIVN)はナスダックに上場した。 初値は106.75ドルと、新規株式公開(IPO)価格の78ドルを大幅に上回る好調なスタートを切った。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:米インフレ加速を意識してドルは全面高の展開



10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円22銭から114円01銭まで上昇し、113円91銭で引けた。米10月消費者物価指数(CPI)は前年比+6.2%の高い伸びを記録し、インフレ加速懸念が高まった。早期利上げ観測が再浮上し、ドル買いが加速。その後に実施された30年債入札は不調だったことから、債券利回りの上昇に伴うドル買いは継続した。



ユーロ・ドルは1.1574ドルから1.1476ドルまで下落し、1.1477ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁のハト派発言を受けてユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は131円42銭まで上昇後、130円65銭まで下落した。株安を嫌気したリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3539ドルから1.3405ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9119フランから0.9186フランまで上昇した。



■NY原油:大幅反落で81.34ドル、一時81ドルを下回る



NY原油先物12月限は、大幅反落(NYMEX原油12月限終値:81.34 ↓2.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-2.81ドルの81.34ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.81ドル-84.97ドル。アジア市場の序盤で84.97ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことによってロンドン市場で83ドル台半ばまで反落。ニューヨーク市場では、米インフレ率の上昇や主要通貨に対するドル買いが活発となったことから、売りが一段と強まる展開となった。通常取引終了後の時間外取引で一時80.81ドルまで一段安となる場面があった。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  47.23ドル   +0.35ドル(+0.75%)

モルガン・スタンレー(MS) 97.77ドル   -1.94ドル(-1.95%)

ゴールドマン・サックス(GS)399.12ドル  -6.23ドル(-1.54%)

インテル(INTC)        50.76ドル   -0.44ドル(-0.86%)

アップル(AAPL)        147.92ドル  -2.89ドル(-1.92%)

アルファベット(GOOG)    2932.52ドル -52.45ドル(-1.76%)

フェイスブック(FB)     327.64ドル  -7.73ドル(-2.30%)

キャタピラー(CAT)      206.67ドル  -3.14ドル(-1.50%)

アルコア(AA)         46.17ドル   -1.07ドル(-2.27%)

ウォルマート(WMT)      148.44ドル  -1.35ドル(-0.90%)