10日のドル・円は、東京市場では112円78銭から113円14銭まで反発。欧米市場では、113円06銭から114円01銭まで続伸し、113円91銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に113円台後半で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク選好的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。



10日のニューヨーク市場では、10月消費者物価指数が予想を上回る大幅な伸びを示したことから、長期債利回りは上昇し、ドルは主要通貨に対して強含みとなった。米国株式は下落した。市場参加者の間では「供給不足の状態は米金融当局の想定よりも長く続く可能性がある」との声が聞かれている。ただ、一部の市場参加者は「2022年半ば頃に利上げが実施される可能性は高いが、2022年における利上げは2回にとどまる」と予想している。現時点でインフレ緩和の兆しは確認できないものの、長期的なインフレ見通しの引き上げにつながる材料は増えていないとの声も聞かれている。インフレ関連の経済指標に対する関心は高まりそうだが、米長期債利回りは今年3月末につけた1.774%近辺を超えることは難しいとみられる。