15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測で、ドル買い基調は継続。ただ、具体的な材料が乏しいなか明日の小売売上高を見極めようと、ドル買いは小幅にとどまろう。



前週末に発表されたミシガン大学消費者態度指数(速報値)は予想外に低調な内容となり、ドルへの失望売りが優勢に。ユーロ・ドルは1.1460ドル台に値を戻し、ドル・円は113円70銭台に失速した。週明けアジア市場は原油相場の過度な上昇一服で日経平均株価は強含み、日本株高を好感した円売りが先行。中国の経済指標で減速懸念はいったん収束し円売りが主要通貨を押し上げた。ドル・円は113円後半で底堅く推移している。



この後の海外市場では、株価や金利、原油相場が手がかり。NY原油先物(WTI)は高水準で推移するものの、上昇は一服。過度なインフレ懸念は和らぎ、欧米株高に振れれば円売りがドルを押し上げる。ただ、今晩のNY連銀製造業景気指数は前回から小幅な改善が予想されるものの、米10年債利回りを大きく押し上げる決め手にはなりにくく、ドル買いは限定的となりそうだ。また、明日の小売売上高は強い内容が期待され、それを見極める展開となろう。



【今日の欧米市場の予定】

・19:00 ユーロ圏・9月貿易収支(8月:+48億ユーロ)

・22:30 米・11月NY連銀製造業景気指数(予想:20.1、10月:19.8)