16日のドル・円は、東京市場では114円31銭から114円10銭まで反落。欧米市場では、114円13銭から114円85銭まで上昇し、114円82銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に114円台後半で推移か。米経済指標の改善を意識して、リスク選好的なドル買い・円売りは継続する可能性がある。



16日発表された10月の米小売売上高は前月比+1.7%と、やや高い伸びを記録し、その後発表された10月鉱工業生産は前月比+1.6%で市場予想を上回ったことから、主要通貨に対するドル買いが優勢となった。南アフリカランド、トルコリラなど、新興国通貨に対するドル買いも活発となった。経済指標の改善を意識して長期債利回りは上昇したが、インフレ見通しについての市場の見方は分かれており、現在の水準から長期金利が大幅に上昇する可能性は低いとの見方が多いようだ。ただ、インフレ抑制につながる材料は多くないこと、経済活動の正常化によって需要増加の可能性は残されていることから、米長期金利の動向については予断を許さない状況が続くとみられる。