18日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。心理的節目の115円台を意識され、下押し圧力が続く見通し。ただ、強い経済指標や連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢で、早期利上げ期待によるドル買いは根強いだろう。



前日の取引で米10年債利回りの低下を受け、ドル売り優勢の展開となった。また、NY株式市場は強気相場が一服し、株安を背景とした円買いが主要通貨を下押しした。本日アジア市場はその流れが受け継がれ、米金利安を受け序盤からドル売りが先行。日経平均株価や上海総合指数などアジアの主要指数が弱含み、株安を警戒した円買いも続く。ただ、ドル・円は114円台で売られやすいが、113円台で値ごろ感から買い戻されている。



この後の海外市場は、引き続き金融政策が注視される。前日公表された欧州中央銀行(ECB)の金融安定報告書は全般的にハト派的な内容となり、ユーロ売り・ドル買い要因になりやすい。一方、今晩発表の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数など経済指標はおおむね堅調とみられ、好調な米国経済を背景にFRBによる早期利上げ観測につながりそうだ。本日も当局者の発言機会が予定され、引き締めに積極的な見解は金利高・ドル高の要因とみる。



【今日の欧米市場の予定】

・22:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁オンライン討論会参加(地域見通し)

・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ予想)

・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.0万件、前回:26.7万件)

・22:30 米・11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:24.0、10月:23.8)

・23:30 ウィリアムズNY連銀総裁講演(パンデミックに対する大西洋経済政策)

・24:00 米・10月景気先行指数(前月比予想:+0.8%、9月:+0.2%)

・04:00 エバンス米シカゴ連銀総裁質疑応答

・05:30 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁FRBイベント参加