19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円68銭まで下落後、114円07銭まで反発し、114円01銭で引けた。欧州で新型コロナ感染数が再流行しロックダウンによる世界経済の回復鈍化を懸念して長期金利が低下し、ドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月FOMCでのテーパリング加速協議が適切となる可能性を指摘。さらに、ウォラー理事もテーパリング加速を支持する姿勢を表明したことから、ドル売りは後退した。



ユーロ・ドルは1.1250ドルまで下落後、1.1322ドルまで反発し、1.1285ドルで引けた。オーストリアやドイツなど欧州で新型コロナ感染数がパンデミック開始以降で最高に達しており、オーストリアは22日から全土対象の都市封鎖(ロックダウン)入り、2月からワクチン義務化を発表。ドイツもロックダウンなどが検討されており域内の景気回復は鈍化するとの懸念が強まった。さらに、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁などが時期尚早な引き締めを警告したため、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は127円98銭まで下落後、129円05銭まで反発。ポンド・ドルは1.3414ドルまで下落後、1.3475ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9290フランまで上昇後、0.9257フランまで反落したが、その後0.9290フランまで戻している。