19日のドル・円は、東京市場では114円24銭から114円40銭まで反発。欧米市場では、114円54銭まで買われた後、113円59銭まで反落し、114円01銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に114円を挟んだ水準で推移か。世界経済の成長鈍化を警戒して、リスク選好的なドル買い・円売りは引き続き抑制される可能性がある。



日本政府は11月19日、55兆7000億円の財政支出を伴う新たな経済対策を閣議決定した。事業規模ベースでは78兆9000億円。医療提供体制確保などに22.1兆円、ワクチンの開発支援などに9.2兆円、成長戦略や子どもへの給付などに19.8兆円、防災と減災に4.6兆円で構成される。財政支出は財政投融資を含める。報道によると、政府は2021年度補正予算案を11月26日に、2022年度当初予算案を年内に編成する見込み。財政支出規模は2020年4月に決定された48.4兆円を上回る。岸田首相は19日の経済財政諮問会議で、国内総生産(GDP)換算で5.6%程度の押し上げ効果を見込んでいるとの見方を示した。GDPの押し上げ効果については5%に届かないとの見方もあるようだが、当面の日本経済への支援材料となり得るため、22日の国内株式市場の反応が注目される。為替については外部環境の悪化を警戒してリスク選好的な円売りは縮小する可能性がある。