22日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。114円台は売りが継続し、引き続き下押し圧力がかかりやすい見通し。ただ、ユーロ圏での新型コロナウイルスまん延などが嫌気され、欧州通貨売りによるドルの上昇が見込まれる。



前週末の取引はNY株式市場でのダウ続落や米10年債利回りの急落を受け、一時ドル売り優勢の展開となった。ただ、ユーロ圏での新型コロナウイルスまん延が嫌気され、欧州通貨売りに伴いドルは下げ渋っている。ユーロ・ドルは1.1250ドル付近に下げ、ドル・円は113円50銭台から114円付近に持ち直した。週明けアジア市場はリスク回避ムードで、主要通貨はやや軟調。一方、ドル・円は下げづらく、114円台で底堅く推移した。



この後の海外市場ではユーロ圏のコロナ感染状況や原油相場が注目される。オーストリアで全国民を対象としたロックダウン(都市封鎖)など深刻化し、引き続き欧州通貨売り・ドル買いに振れやすい。一方、原油相場はコロナ再拡大による需要減や日本など備蓄放出で大きく下げ、インフレに関し米金融政策への影響も見込まれる。そうしたなか、ドル・円は米金利の先安観や114円台の断続的な売りも、ドル選好地合いで下値の堅い値動きとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・22:30 米・10月シカゴ連銀全米活動指数(9月:-0.13)

・24:00 米・10月中古住宅販売件数(予想:620万戸、9月:629万戸)

・24:00 ユーロ圏・11月消費者信頼感指数速報値(予想:-5.3、10月:-4.8)

・03:00 米財務省・2年債、5年債入札