■NY株式:NYダウ194ドル高、金利高でハイテク売り



米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.55ドル高の35813 .80ドル、ナスダックは79.62ポイント安の15775.14で取引を終了した。好調な企業決算を受けて、寄り付き後上昇。同時に、コストの上昇が利益率を圧迫しているとの指摘が多く警戒感が広がった。また、11月サービス業PMI速報値が予想外に低下すると一時下落に転じたが、引けにかけては再び上昇。上げ幅を拡大した。金利の上昇を嫌いハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落。セクター別ではエネルギー、銀行が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。



ディスカウント小売りのダラー・ツリー(DLTR)はコストの上昇に対応するため4月末までに商品のほとんどを1ドル超に値上げする方針を示し、アナリストの投資判断引き上げを受けて、上昇。エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)やAPA(APA)は、米国政府が他国と協調し石油戦略備蓄を放出すると発表し、上昇した。一方、エレクトロニクス小売りチェーンのベストバイ(BBY)は四半期決算で利益や売上高が予想を上回ったものの、オンラインの売上高が落ち込んだほか、カリフォルニア州などを中心に地方政府の方針が影響し小売り店を狙った組織的な集団窃盗が利益率を圧迫し大幅下落。ビデオ会議を提供するズームビデオ(ZM)は決算で、収益鈍化を警告し、大きく売られた。



百貨店のノードストローム(JWN)は取引終了後に第3四半期の決算を発表。人件費などコストの上昇が嵩み1株利益が予想を下回り、時間外取引で下落している。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:2022年の米利上げ観測でドル買い・円売り強まる



23日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円84銭から115円19銭まで上昇し、115円16銭で引けた。パウエルFRB議長の再任を受けて2022年の利上げ確率が上昇、債券利回りの上昇に伴うドル買いが一段と強まった。



ユーロ・ドルは1.1240ドルから1.1271ドルまで上昇し、1.1250ドルで引けた。ドイツ、ユーロ圏11月マークイット製造業PMI速報値が予想を上回りユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は129円25銭から129円60銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3348ドルから1.3388ドルまで上昇した。英中銀のベイリー総裁は証言において、「中銀がパンデミック下の景気を刺激する目的で導入された量的緩和(QE)をいずれ解消する必要がある」と言及したため金融正常化を織り込むポンド買いが強まった。ドル・スイスは0.9318フランから0.9344フランまで上昇した





■NY原油:続伸、戦略石油備蓄放出発表も反応せず



23日のNY原油先物1月限は、続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+1.75ドルの78.50ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.30ドル-78.86ドル。米ホワイトハウスは23日、日本や中国、インド、韓国、英国と協調し、戦略石油備蓄を放出すると発表したが、市場反応は限定的。ニューヨーク市場の序盤で75.30ドルまで下げたが、まもなく反転し、78.86ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では78ドル台で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  47.50ドル   +1.22ドル(+2.64%)

モルガン・スタンレー(MS) 101.86ドル  +2.54ドル(+2.56%)

ゴールドマン・サックス(GS)406.34ドル  +10.18ドル(+2.57%)

インテル(INTC)        49.10ドル   -0.73ドル(-1.46%)

アップル(AAPL)        161.41ドル  +0.39ドル(+0.24%)

アルファベット(GOOG)    2935.14ドル -6.43ドル(-0.22%)

フェイスブック(FB)     337.25ドル  -3.76ドル(-1.10%)

キャタピラー(CAT)      205.33ドル  +2.95ドル(+1.46%)

アルコア(AA)         49.02ドル   +0.51ドル(+1.05%)

ウォルマート(WMT)      145.81ドル  +1.03ドル(+0.71%)