2日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国内で新型コロナウイルス・オミクロン株感染が確認され、金融政策への影響を懸念したドル売りに振れやすい。ただ、当局者からタカ派的な見解が示されれば、ドルは売りづらいだろう。



米国内でオミクロン株の感染が初めて確認されたことで、今後のまん延を警戒したリスク資産の売りが優勢となりNY株式市場は前日、大幅安に。それを受けリスク回避的な円買いでドル・円は112円半ばに下げ、ユーロ・ドルは1.13ドル半ばに浮上。ただ、その後は連邦準備制度理事会(FRB)当局者から引き締めに関する見解が示され。本日アジア市場で米金利は下げ渋りドルへの売りは後退。対円では小幅に値を戻している。



この後の海外市場でも、引き続きオミクロン株の感染状況やワクチンの有効性が注目され、経済への影響が懸念されればリスク回避のムードが強まりそうだ。一方、前日発表された米国の雇用関連統計はいずれも堅調な内容となり、今晩の新規失業保険申請件数で改善が示されれば、引き締め加速を裏付ける材料になりやすい。本日も当局者の発言機会が予定され、タカ派的な内容の見解なら長期金利を押し上げ、ドル買いを後押ししよう。



【今日の欧米市場の予定】

・19:00 ユーロ圏・10月生産者物価指数(前年比予想:+19.0%、9月:+16.0%)

・19:00 ユーロ圏・10月失業率(予想:7.3%、9月:7.4%)

・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:24.0万件、前回:19.9万件)

・22:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁オンライン討論会参加(住宅価格問題)

・01:00 クオールズ米FRB理事講演

・01:30 サンフランシスコ、リッチモンド両連銀総裁オンライン炉辺談話参加

・OPECプラス会合